大王崎沖の中深海釣り  

季節風の強い日が続き、思う様に出船できない日が続くが、出船できれば、食べて美味しい鬼カサゴを中心に根魚の魚影の濃い、大王崎の中深海釣りです。
冬場の天気の合間をみて2月9日に三重県鳥羽・石鏡港の利休丸にて、中深海釣りを楽しんで来た。
石鏡港に行く途中に『えさきち・鳥羽本館』に寄って、サバの切り身、カツオのハラモ、イカの切り身などの餌を購入し、石鏡港を午前7時前に出港する。
ポイントの大王崎沖までは航程40分程で到着し、船長の合図で釣り始める。タックルは、パワーファイターⅡ(240L)とコマンドAD-3の組合せが、150号のオモリを使う中深海釣りでは使い易く、冬場の波が多少あるコンディションでもロッドの粘りあるパワーファイターなら、波の揺れを吸収してくれるのでアタリも判り易い。
ポイントの水深は、100m前後で、少し浅場のポイントから攻めて行く様なので、3本針の仕掛けにサバの切り身、カツオのハラモ、スルメイカの切り身と違う餌を刺して、どの餌の喰いが良いかを確かめながら釣る。
天秤は海底から1m程上をキープする様にこまめに底取りをしていると、竿先をガタガタと揺らす大きなアタリで、30cm級のガシラがサバの切り身で釣れ、同船者の人にも同級のガシラが上がる。

最初の流しではガシラの多いポイントの様で、30cm級を中心にコンスタントに釣れる。最初の流しが終って少し移動してから、再び仕掛けを投入すると、竿先にモゾモゾとした反応が出たので、ラインをスローで1m程巻いて誘いを掛けてみると、竿先をゴンゴンと叩くアタリに変わり、釣糸を巻上げる際にもバタバタと竿先を揺らす鬼カサゴ独特なアクションを見せて、40cm程の鬼カサゴが現れる。
鬼カサゴの釣れるポイントは、少し狭いようでバタバタと釣れるとアタリが無くなるので、船長はポイントの上に船がくる様に何度も潮上がりをして流してくれたので、順調に30cm〜40cmの鬼カサゴが釣れた。
鬼カサゴにはスルメイカの切り身に良く反応したので、3本針の内2本にスルメイカの切り身を刺し、残りの1本にはサバやカツオの切り身を刺す様にした。水温の高い時の鬼カサゴは餌に飛びつく様なアタリが出るが、水温の低いこの時期はモゾモゾとしたアタリの後に少しラインを巻いて誘いを掛け、最初のアタリを見逃さない様にしないと釣果が上がらない。
竿先の変化を見逃さない様に集中して、鬼カサゴ・ガシラを狙う中深海釣りを楽しんだ。今後は、500m前後の水深を狙うアコウダイも好期を迎えるので、天気の良い日に超深海釣りも楽しんでみたい。
利休丸では、レンタルタックル等は無料で貸してくれるので、クーラー一つで深海釣りに挑戦できる。

石鏡港 利久丸  TEL:090-2571-0807
 えさきち・鳥羽本館 TEL:0599-26-3305
詳しくはお電話にて