|
【三重県・大王崎沖沈船に潜むモンスター・イシナギ】 三重県・大王崎沖は、大陸棚の掛け上がりが複雑に点在し、アコウダイやキンメダイなどの深海釣りのターゲットが生息するポイントが無数にあり、三重県屈指の深海釣りポイントを形成している。 大王崎沖の水深120〜250mの海域には多数の沈船ポイントがあり、この沈船に、産卵のため300〜400mの水深で生息しているイシナギが集結し、モンスター・イシナギの強烈な引きを味わうことが出来る。 |
|
|
|
《餌となるスルメイカ釣りからスタート》 5月13日、沈船に潜むイシナギを狙って3人で釣行、船は三重県鳥羽石鏡港から出船する利久丸を利用し、石鏡港を午前5時過ぎに出船40分程走った所で船がスローになり、まずはイシナギの餌となるスルメイカ釣りからスタート。 各自がプラヅノ6本針の仕掛けを準備し、船長の合図で投入シグナルを待つ、一投目から胴長20〜25cmのスルメイカが各自に2〜3杯乗り、スルメイカ乗りが良いと思ったのもつかの間で、二投目からはシグナルは無く船は反応を求めて走るが、反応は小さいようで船長からの合図で投入すると1〜2杯乗るが、次に投入するとシグナルは無く、今日のスルメイカはどうも移動が早いようで、反応を見つけては1〜2杯のスルメイカを釣りの繰返しで、3人でなんとか50杯程のスルメイカを釣る事が出来た。 《泳がせCOMMAND−X・8Middle・本領発揮》 思った以上にスルメイカ釣りに時間を費やし、イシナギのポイントに入ったのは午前11時過ぎ、最初のポイントは水深120m前後の所に二つに割れた沈船がある、私が昨年60kgオーバーのイシナギを仕留めた縁起の良いポイント。 船は沈船を確かめるように周囲を回り、船長からの投入の合図でスルメイカを差し120mの海底に届けてイシナギからのシグナルを待つが一流し目はイシナギからのシグナルは無く船を潮上に戻して二流し目に入った所で、ミヨシで釣っていた松本氏にアタリが有るが食い込みには至らずスルメイカを傷だらけにされる。 三流し目で私のもアタリが有るが、イシナギの活性は低いようでスルメイカをもてあそんだだけに終わり次に期待をかけるが、アタリは有るが食い込みには至らない状態が続くので、ポイント移動となり140mの沈船ポイントで再度釣り始めるが、ここでもイシナギらしいアタリは有るがスルメイカをもてあそぶだけで食い込みまでは至らない状態が続き、再度130mの沈船に移動しイシナギからのシグナルを今か今かと待つが、このポイントはイシナギが留守のようでアタリは無くイシナギのもてあそぶアタリの一番多かった最初のポイントにラストチャンスを賭け、船は再び移動する。 20分程で最初のポイントに戻り船長の合図で投入して底立ちを取った途端に、前ぶれも無く一気に私のロッドが舞い込みイシナギがヒットし一対一の攻防が始まるが、今回使用した「泳がせCX−8M」は強烈な引きにもドラグが滑る事無くハンドルギア比もアップしているので、力と力の攻防も難なく交わせて底を切る事が出来、115cm・32kgのイシナギをゲット。 |